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【TEXT オリジナル教材について】

上の写真は幼児から大人の初心者の方まで学べるオリジナル教材『Basic Harmonize Book』です。
ポピュラー音楽を演奏する上で必ず求められる知識と技術にコード(和音)の要素があります。ピアノという楽器はメロディーと伴奏(ベース音とコード)の両方を同時に演奏する楽器ですので、コード奏法のみとなると苦手が方が多いようです。これはコード・ネームだけの情報提示から自分で歌などへの伴奏を付けられる知識と技術の能力になります。また一般的にコード奏法が苦手な方に見られる点としては、コードについての知識もよく理解していないことから、オリジナルな3コードのコード付けがどのように発展出来る可能性があるのかについてを、「理論的」ではなく「感性的」にしかとらえていないところに問題点があるように思います。ウェルカムミュージックではこのコードやハーモニーについての知識と技術の習得に向けてオリジナル教材を開発しております。

こちらのテキストの内容はメロディーに適切なコードを付けることを学ぶ教材になります。独自な方法としてコード・ネームを色と形に記号化し、まずは基本である3つのコード機能(働き)を学びます。そして調性には色を対応させ、主要三和音に対しては⚪︎◽️△の形で示し、はじめは3コードだけでのコード付けをマスターします。次のステップでは3コード(主要三和音)と同じ機能の代理コードに代える、バリエーション(リハーモナイズ)の方法を学びます。このようにして3コードから代理コードへと、系統的にコードの付け方を発展させることで、音楽の中でのコードの働きを段階的に学ぶことが可能になります。

またテキストの付録として(別売)音楽CDもご用意しております。コード付けの模範解答と同じコード進行で、課題曲である世界の伝承歌をクラシック音楽やポピュラー音楽といった、いろいろな音楽スタイルとミックスさせて、楽しいアレンジのDTMミュージックを制作いたしました。(データトラックはサンプリングやループデータ以外はすべて実際の演奏データ、すべて演奏によるものです)こちらの音楽CDを聴いたり、一緒に演奏することで、さらに音楽のイメージやアイディアが広がることにつながればと思います。



・Chord Exercise Drill(幼児から大人まで)オリジナル教材

コード弾きをマスターするために2声、3声、4声までのコードポジションとコードパターンへの声部進行を学ぶエクササイズ系ドリルもご用意しております。こちらを毎日少しずつ練習することでいろいろなコードポジションの演奏が可能になり、ピアノソロや歌への伴奏の技術的な発展が見込まれます。

・Music Theory 音楽理論 オリジナル教材

まだ制作途中になるポピュラー音楽の理論と歴史の両方を学べる『Knowledge of Popular Music』の中にある音楽理論だけを抜き出した形のオリジナル理論教材です。クラシック理論からジャズ理論までの複数の理論書を編纂してまとめ、それに加えてアフリカのリズム概念やイラン、イラク、アラブなど広く西アジア地域の旋法の音楽の概念など、ポピュラー音楽の形成上重要な要素を紹介しております。

CONTENTS

第1章 音の知識:周波数や倍音列など音の原理への理解を深める

第2章 音程 :音程計測のいろいろな方法と音程の特性について

第3章 音階:古代ギリシャ音階や音階の形成、世界の音階の知識

第4章 Chord:和音の歴史、和音の種類、和音を作る

第5章 コード進行:和声の歴史、機能和声、ダイアトニックコード、リハーモナイズ

第6章 Voicing:クローズ・オープンハーモニー、伴奏のヴォイシング、UST、4th

第7章 アフリカのリズム:リズム概念、リズム形式、ポリリズム

第8章 リズムの記譜法とパターン:ドラムの記譜法、パターンの種類

第9章 ポピュラー音楽の楽譜:コードメロ譜、コピー譜の作成

第10章 マスター/パート譜:マスターリズム譜とパート譜の作成、移調

​第11章 旋法の音楽:主に西アジアを中心にした伝統音楽を分析する